株式会社つむぎの代表である阿久津 瞳は、思春期の頃から森林保全から環境問題の解決に寄与する人になりたいという夢を持ってきました。

現在は栃木県の宇都宮大学地域創生科学研究科の修士課程で人と山との関係を研究しています。
山から燃料としての薪や、肥料としての木の葉や、山菜、キノコなどの食料を得て、川で魚を捕り、井戸の水を飲み、自然と共に暮らす生活は、日本ではすっかり遠い昔の話になりました。

養蜂の可能性

現代は、生活は大変便利になりましたが、人々と自然との関係は希薄化し、自然環境は地球規模で危機に瀕しています。
自然環境が悪化すれば、干魃、水害、土砂災害、公害などが頻発するようになり、食糧不足、病気の蔓延など、当然、人間社会に大きな悪影響を与えます。
とはいえ、人間も生きていかなければいけないので、経済を止めるわけにもいきません。
自然環境を守りつつ、持続可能な形で利用することで利益を得るような仕組みを作る必要があります。
養蜂は、それができると確信し、株式会社つむぎの養蜂部門であるつむぎ養蜂園を立ち上げました。

ミツバチって?

ミツバチたちは巣箱から半径2~4km圏内を、蜜源を求めて飛びまわります。
ミツバチたちが作り出すハチミツや、ローヤルゼリーや、ミツロウや、プロポリスは、巣箱の周りの環境の結晶です。
周りに咲く花の種類や量によって、ハチミツの味や収量は大きく変わります。
蜜源となる花が周りに増えるほど、ハチミツの種類や収量は増えるのです。

そして、養蜂をやっていると、周辺の自然環境の豊さだけでなく、農林業をめぐる様々な問題、気候変動、全てが他人事ではなく自分ごとになるのです。
天気、気温の変化で、ミツバチの増え方やハチミツの収量に大きな影響がでます。
台風で巣箱が飛ばされたり、流されることもあります。
農地に撒かれる農薬などに敏感で、全滅することもあります。

ミツバチとこれから

つむぎ養蜂園では、養蜂業を行う上で、安心、安全の美味しいハチミツを作り、大切に育てたミツバチを農家さんたちに貸し出すことももちろんですが、ミツバチを育てる過程を、たくさんの人々と共有し、ミツバチを通して自然や食や環境問題を身近に感じ、日々の買い物などで環境に配慮した製品を購入するなどの行動を変えるきっかけにできればと思っています。

養蜂を通じて 自然と人とのご縁をつむぐ。